こんにちは!わたるです。
7月のレポートで「記録ずくめの完璧な一ヶ月」とご報告したばかりですが、続く8月は、観測史上最高クラスの猛暑という厳しい現実に直面しました。
「さすがに今月は電気代0円は無理だろう…」
正直、私もそう思っていました。しかし、月末に届いたレポートを見て驚きました。
結果は、5ヶ月連続となる『電気代0円』達成。しかも、昨年よりも良い成績だったのです。
天候には恵まれなかった8月、なぜ好成績を残すことができたのか。
今回は、その逆転劇の立役者となった、ある「工夫」についてお話しします。
- 8月も電気代0円を達成!売電収入17,187円 で、5ヶ月連続の大幅な黒字を記録。
- 総消費電力は観測史上4番目に高い数値を記録するほどの猛暑だった。
- しかし「エアコン2台の戦略的稼働」により、昨年8月よりも消費電力・買電量を削減することに成功!
- 家の性能を最大限に引き出す「賢い運用術」の実例を、全期間データから徹底解説します。
我が家の基本情報
家について
- 住宅:オール電化住宅、延床面積31坪
- 断熱・気密性能:C値・UA値ともに0.3
- 電力会社・プラン:タダ電
- 太陽光発電システム:約10kW搭載
- 蓄電池システム:約7kWh搭載
- 売電単価:17円/kWh
- 空調:
基本エアコン1台で全館冷房→今月は日中帯は1階のエアコンを稼働し2台体制に
我が家のエアコン設定(2025年8月)
- 稼働状況:4月から24時間連続稼働
- 設置場所と機種:2階階段上に設置した日立製「しろくまくん」
1台で全館冷房、日中は1階のエアコンを稼働 - 基本設定:
- 2階「しろくまくん」:昼夜:冷房 24.0℃、風量「弱」
- 1階:冷房 25.0℃、風量「弱」
【サマリー】記録的猛暑の8月、それでも揺るがなかった好成績
2025年8月サマリー
電気代
¥0
売電収入
¥17,187
総発電量
1,537kWh
総消費量
572kWh
データで比較:今月の実績は?
💰 収支 (円)
⚡️ 電力 (kWh)
【深掘り分析①】8月は「観測史上最高クラス」の猛暑だった
順位 | 年月 | 消費電力量 |
---|---|---|
1位 | 2023年1月 | 650.73kWh |
2位 | 2024年1月 | 616.41kWh |
3位 | 2022年12月 | 599.63kWh |
4位 | 2024年8月 | 589.16kWh |
5位 | 2024年7月 | 580.32kWh |
6位 | 2024年12月 | 579.12kWh |
7位 | 2024年3月 | 574.64kWh |
8位 | 2025年8月 | 572.19kWh |
9位 | 2025年2月 | 571.18kWh |
10位 | 2023年2月 | 557.77kWh |
結論:夏の冷房需要は、冬の暖房需要と肩を並べるレベルに達している
ランキングを見ると、夏の7月・8月が、暖房を最も使う真冬の月とトップ10を争うのが常態化していることが分かります。
この「夏の電力需要の高さ」こそが、次にご紹介する「それでも昨年より買電を減らせた」という成果の価値を、より一層高めるのです。
【深掘り分析②】猛暑対策の新戦略「エアコン2台稼働」の絶大な効果
今年の戦略:エアコン2台の効率的運用
2階のエアコンで全館を冷やしつつ、日中のピーク時のみ1階エアコンを補助的に稼働。
2F エアコン
❄️
24時間 / 24℃設定
1F エアコン
☀️
ピーク時のみ / 25℃設定
戦略の正しさの証明
夜間の消費量が減ったのは、日中に家全体が効率よく冷やされ、
夜間のエアコン負荷が軽減された証拠です。
データが示す成果:昨年8月との比較
結論:「エアコン2台稼働」は、高気密高断熱住宅において非常に有効な戦略
記録的な猛暑にもかかわらず、昨年より総消費量を17kWh、総買電量を29kWhも削減できた最大の要因は、この新しい運用術にあります。
無理に1台を高出力で稼働させるよりも、2台を効率的に使う方が、家全体の快適性を保ちつつ、結果的に無駄な電力消費を抑えられることが証明されました。
【深掘り分析③】7月との比較で見える「天候」の影響
比較①:天候の「安定感」
最大発電日と最小発電日の差が小さいほど、天候が安定していたことを示します。
比較②:「パーフェクト記録」の行方
発電量がその日の消費量を下回った日数の比較です。
7月
0日
パーフェクト達成
8月
1日
記録は途切れる
結論:発電量の減少は、天候不順が原因
8月は7月に比べると天候の安定感に欠け、発電量が消費量を下回る日が1日だけ発生しました。
発電量の減少はシステムの性能低下ではなく、純粋に「天候」が要因です。
まとめ:家の性能を信じ、賢く使いこなすことの重要性
課題:記録的な猛暑
観測史上最高クラスの電力需要という厳しい条件下でした。
戦略:賢い運用術
新戦略「エアコン2台稼働」で家の性能を最大限に引き出しました。
成果:昨年超えの好成績
消費電力・買電量ともに昨年より削減することに成功しました。
結論:賢い家は、賢く使うことでさらに性能が伸びる
8月の成果は、「エアコン2台稼働」という戦略が、高気密高断熱住宅において非常に有効であることを証明しました。家の性能を信じ、暮らしに合わせた最適な運用を見つけることが、快適性と経済性の両立に繋がります。
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