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【2025年6月電力レポート】猛暑でエアコン23℃設定でも電気代0円!売電収入1.6万円超を達成した我が家の全データ公開【一条工務店】

こんにちは!わたるです。
我が家では太陽光発電&蓄電池システムを導入しており、毎月の電気代や売電収入を公開していきます。
4月5月は0円でしたが今月は…?
今回は、2025年6月の電気代と電力使用状況について詳しくご紹介します。

この記事では、2025年6月の電気代、電力使用状況、売電収入について詳しく解説します!

この記事で伝えたいこと
  • やりました!電気代0円、ついに3ヶ月連続達成です!
  • 売電収入は¥16,422 となり、4月の¥18,581に次いで今年2番目の高水準を記録しました。
  • 「空梅雨(からつゆ)と異常高温」に見舞われた6月日照時間に恵まれ、発電量は1457.32kWhと今年最高を記録しました。
  • 一方、猛暑によりエアコンを23.0℃設定でフル稼働させた結果、消費量も492.9kWhと、冬場の2月に次ぐ高さに。
もくじ

我が家の基本情報(前提)

家について

  • 住宅:オール電化住宅、延床面積31坪
  • 断熱・気密性能:C値・UA値ともに0.3
  • 電力会社・プランタダ電
  • 太陽光発電システム:約10kW搭載
  • 蓄電池システム:約7kWh搭載
  • 売電単価:17円/kWh
  • 空調基本エアコン1台で全館冷房

我が家のエアコン設定(2025年6月)

  • 稼働状況:4月から24時間連続稼働
  • 設置場所と機種:2階階段上に設置した日立製「しろくまくん」1台で全館冷房
  • 基本設定:冷房 24.5℃→23.0℃、風量「弱」
  • 湿度対策時:再熱除湿 22.5℃、湿度45%設定

冷房温度を下げ、除湿は使わなくなりました。

2025年6月の電気代と電力使用状況サマリー

電力使用状況サマリー

指標2025年6月先月比前年同月比
電気代0円0円-5,149円
売電収入16,422円1,768円765円
発電量1,457kWh153kWh76kWh
消費量493kWh43kWh65kWh
売電量988kWh114kWh31kWh
買電量62kWh5kWh20kWh

3か月連続電気代0円達成です!!

分析と考察

  • 6月は「梅雨」という言葉のイメージとは裏腹に、雨が少なく猛暑の日が続きました
    その結果、日照時間に恵まれ、発電量は5月から153kWhも増加。2025年に入ってから最高の発電量を記録しました。
  • 一方で、厳しい暑さを乗り切るために消費量も増加。それでも月間収支は大幅なプラスとなり、太陽光×蓄電池システムの底力を改めて実感する結果となりました。

2025年の電力状況【6月末現在】

2025年収支グラフ

分析と考察

  • 日照時間が増える4月以降、電気代は3ヶ月連続で0円を達成。 同時に売電収入が大きく跳ね上がっているのが分かります。
  • 6月の売電収入は¥16,422と、記録的だった4月(¥18,581)には及ばないものの、非常に高い水準を維持できています。

2025年電力使用状況 ~発電量と消費量のグラフ~ 【1日平均】

分析と考察

  • 発電量は、夏至に近づく6月をピークに、春から夏にかけて増加傾向にあります。
  • 一方、消費量は、暖房需要のある冬(2月)と冷房需要のある夏(6月)に山ができ、過ごしやすい春(4月)に谷となる「W字」のカーブを描いています
  • 4月以降、発電量が消費量を大きく上回る「ゴールデンタイム」に突入していることが一目瞭然です。

深堀り分析①:天候との戦い – 6月の発電量はどうだった?

6月は「空梅雨」と言われるほど晴天に恵まれましたが、もちろん雨の日もありました。
月間の発電量の背景を、データで見ていきましょう。

時間帯別平均発電量

分析と考察:「空梅雨」がもたらした好調な発電力

  • 消費電力が増える中、収支をプラスに保てたのは圧倒的な発電量のおかげです。
  • 6月は梅雨にもかかわらず雨が少なく、日照時間が長かったため、発電量は好調でした。
  • 日ごとのデータを見ても、晴れた日には最大で71.61kWhもの発電量を記録し、雨の日の落ち込みを十分にカバーしてくれました。
  • その結果、月間発電量は1457.32kWhと、春先から好調だった4月(1412.18kWh)や5月(1304.22kWh)をも上回り、今年一番の発電量となりました。

月別 最大・最小発電日の比較

指標発電量(kWh)消費量(kWh)売電量(kWh)買電量(kWh)
日平均48.5816.4332.922.07
日最大71.6119.6755.4910.32
日最小6.267.730.000.01
2025年最大 / 発電量(kwh)最小 / 発電量(kwh)
1月44.1010.014.4倍
2月53.466.737.5倍
3月62.474.4813.9倍
4月72.888.488.6倍
5月70.688.668.2倍
6月71.616.2611.4倍
平均62.537.449.1倍

分析と考察:天候の「波」を乗りこなした6月

  • 6月は、最も発電した日が71.61kWhだったのに対し、最も少なかった日はわずか6.26kWh
    なんとその差は11.4倍にもなります。
  • このデータは、6月が「全く雨が降らなかった」わけではなく、「発電できない雨天日」と「それを補って余りある晴天日」が混在していたことを示しています。
  • まさに「梅雨の晴れ間」を最大限に活かし、月間での好成績に繋げることができました

発電量が消費量を下回った日の発生率

2025年発電/消費が100%以下の回数発生率
1月39.68%
2月13.57%
3月619.35%
4月310.00%
5月412.90%
6月26.67%
平均3.1710.36%

分析と考察:「発電量が足りない日」はたった2日

  • 6月の30日間で、発電量がその日の消費量を下回り、蓄電池や買電に頼らざるを得なかった日は、たったの2日でした。 発生率にするとわずか6.67%です。
  • これは、6月のほとんどの日において、日中の活動に必要な電力を太陽光だけで賄えたことを意味します。この安定感が、月間収支の大幅なプラスに繋がっています。

深堀り分析②:消費電力増の犯人は?やはりエアコンでした

6月の消費電力が、暖房需要がピークだった2月に迫る勢いだったのはなぜか。
その最大の要因はエアコンの稼働強化です。

時間帯別平均消費量

分析と考察:猛暑と消費電力増の明確な関係

  • 6月の消費電力はなぜここまで増えたのか。最大の要因はエアコンの稼働強化です。
  • 時間帯別の消費量グラフを見ると、5月に比べて6月は全ての時間帯で消費電力が増えているのが一目瞭然です。
  • 実は、5月まではエアコンの冷房設定を24.5℃にしていましたが、6月は猛暑に対応するため23.0℃に下げて24時間稼働させていました。
  • この1.5℃の設定温度の違いが、月間消費量492.9kWhという、暖房需要がピークだった2月(571.18kWh)に迫る数値を記録した大きな要因です。

厳しい暑さの中、室温の快適性を優先しても電気代の心配をしなくて済むのは、太陽光発電×蓄電池と高気密高断熱住宅の組み合わせがあってこそです。

分析と考察:エコキュート給湯時間の変更効果

  • 以前の記事で紹介した通り、今年の4月からエコキュート給湯時間を午前中に変更しています。
  • 2025年6月、5月と2024年6月のグラフの推移が異なっていることが確認できます。
  • 日照時間豊富な日中帯に消費を集中させることに成功しています。

発電終了後の消費量

年月発電終了後の消費量
2024年6月4.87kWh
2025年5月4.23kWh
2025年6月5.27kWh

分析と考察:夜間の消費電力の増加

太陽光発電が稼働しない夜間の消費電力は、純粋な基礎電力と夜間稼働機器(冷蔵庫や待機電力、そしてエアコン)の消費量を示します。

  • 夜間消費量が、5月は一日あたり4.23kWhだったのに対し、6月は5.27kWhへと、約1kWhも増加しています
  • 生活スタイルが大きく変わっていないことから、この差は「24時間稼働させているエアコンの負荷が増えた」ことによるものと断定できます。
  • 猛暑に対応するため、エアコンの設定温度を5月までの24.5℃から23.0℃に下げたことが、日中だけでなく夜間の消費電力増にも直結していることが、このデータから証明されました。

一晩で1kWh増加なので、1時間あたりは約0.1kWhの増加です。ちりつもですね。

深掘り分析③:エネルギー自給率は95.29%

2025年と2024年のエネルギー自給率比較

エネルギー自給率は、消費した電力のうち、自家発電でどれだけ賄えたかを示す指標です。

分析と考察:エネルギー自給率

  • 6月のエネルギー自給率は95.29%でした。
    これは、今年最高の発電量を記録したにもかかわらず、4月(96.29%)や5月(95.74%)よりもわずかに低い数値です。
  • これは、発電量の伸び以上に、エアコン設定温度を下げたことによる消費量の伸びが大きかったことを示しています。つまり、「節約」よりも「快適性」を優先した結果と言えます。

それでも95%以上を自給できているのは驚異的です。

電力プラン「タダ電」について

タダ電公式サイト

タダ電の概要

メリット
  • 毎月5,000円(約70kWh)までタダ(無料)
  • 解約料・違約金なし
  • アプリから簡単に申込可能
  • 約5営業日には開通
デメリット・注意点
  • 5000円を超えたら1kwhあたりの単価が70円&基本料金280円が発生する
  • 再契約不可のため、夏にタダ電・冬に別電力ができない
  • 申し込みはアプリからのみ
  • 支払い方法がクレジットカードのみ
  • 将来的にプラン変更が発生する可能性がある

我が家との相性

我が家では床暖を付けるか付けないかで消費電力が変わります。
床暖なしの4月〜11月は大幅に安くなりそうです。
床暖ありの12月〜3月はそんなに変わらないだろうと推測しています。

  • これまでの年間平均買電量は約130kwh、平均電気代は約7,000円
  • (床暖なし)4月〜11月の平均買電量は約70kwh、平均電気代は約5,500円
  • (床暖あり)12月〜3月の平均買電量は約140kwh、平均電気代は約7,700円

4月~6月の3ヵ月連続で0円になりました。期待以上です!

注意点

ダダ電は2023年5月末に提供が始まったばかりの、比較的日の浅い新電力です。
短いスパンでプラン変更(改悪)があった過去があり、今後も注視する必要があります。

現在のプランは我が家では許容範囲です。
我が家と同様の高気密高断熱×太陽光発電&蓄電池住宅の方にもまだオススメ出来そうです。

【悲報】約款改訂で蓄電池ありでは新規契約不可に

  • 2025年6月26日付で約款改訂がありました。
  • 今回、「蓄電池が設置された地点はサービス申込対象外」と変更されました。

現在(2025年7月10日時点)では既存契約者についての言及はありませんが、近いうちに既存契約者への改悪があるかもしれません…

まとめ:猛暑を乗り切り、快適と経済性を両立した6月

  • 3ヶ月連続の電気代0円と、4月に次ぐ高水準となる売電収入¥16,422を達成できました。
  • 記録的な猛暑に対し、エアコン設定を23.0℃にして快適性を追求。それでも電気代の心配がなかったのは、
  • 太陽光発電×蓄電池システムは、光熱費を削減するだけでなく、夏の厳しい暑さから家族を守り、快適な暮らしを実現するための強力なツールであることを改めて証明してくれました。
  • 一方、タダ電では不穏な動きがあります。今後に要注視します。

来月の報告も楽しみにしていただけると嬉しいです!

今後の投稿予定

  • 一条工務店の太陽光発電システムと蓄電池:設置費用と気になる費用回収の見込みについて

こちらもお楽しみに!

もくじ